中学校に入学した時に、たまたま隣の席に座っていたのが15年経った今でも腐れ縁で付き合っている智美なんだけど、ただの腐れ縁で付き合っているだけで自分としては本心では友達やめたいくらいなんだよね。

っていうのも智美ってちょっと可愛いから中学時代から男子にもてもてで、彼氏がいなかった事がないのです。今日はデートの約束がないから一緒に遊ぼうって言ってきても、ごめん、やっぱデートになっちゃったって平気でドタキャンするし。そんな女だから友達って言えるのは私くらいなんです。別の友人たちからは、よく智美と友達やってられるよねってしょっちゅう言われるし、友達やめたいって思ってても、なんか智美がすり寄ってくると無下に断れない優柔不断な私なんです。友達やめたいって思っててもとりあえずは友達付き合いはしているので、社会人になってからもたまに会って、飲みに行ったりはしてたんです。

この前、智美が相談があるんだけどって言うから久しぶりに会う事になったんです。おしゃれなカフェで待ち合わせをして待っていたんだけれど、約束の時間が過ぎても智美が来ないのです。全く、自分から相談したい事があるから会いたいって言ってたくせに相変わらず自分勝手な女だよなって思っていたら約束の時間から1時間後に智美から携帯に電話が掛ってきたのです。ごめ~ん。急用が出来て行けなくなっちゃった。また連絡するねだって。だったらもっと早く連絡してくれればいいのに。せっかく携帯電話って便利なものがあるのに。

翌日、智美から昨日はごめんね。でも私たちってただの友達じゃなく本当の友達だもんね許してくれるよね、だって。本当の友達って一体なに?と思った私です。